調査研究報告書 詳細
繊維機械の市場並びに技術動向に関する調査研究報告書
報告書No. H11委-8
発行年月 : 平成12年3月
社団法人 日本繊維機械協会
Ⅰ 主要目次 | |
第1章 | 統計編 |
1. | OECD統計のHSコードの機種別分類表 |
2. | OECD繊維機械輸出額の主要輸出国推移(1996~1991年) |
3. | 1996年繊維機械主要14ケ国の輸出統計表(国別) |
4. | 1996年繊維機械主要14ケ国の輸出統計表(地域別) |
5. | 主要国の市場別輸出シェア(グラフ)1996年 |
6. | 主な市場における主要国輸出シェア(グラフ)1996年 |
7. | 1996年~1992年中国における繊維機械輸出統計表 |
8. | 1996年~1992年台湾における繊維機械輸出統計表 |
第2章 | 技術動向編 |
1. | 化学繊維機械 |
2. | 紡績機械 |
3. | 準備機械 |
4. | 織機 |
(1)エアジェットルーム (2)レピア織機 (3)ウオータジェットルーム | |
5. | 編組機械 |
6. | 染色仕上機 |
7. | 商社の情報 |
Ⅱ 概要 わが国繊維機械産業は、生産額の70%超を輸出に依存しており、その仕向国は東南アジア諸国を主力 としている。昨今の東南アジアの経済状況の悪化に伴い、1999年の通産省機械統計による生産額は、 1,445億円で対前年比64.8%で、最盛期の4,668億円(1991年)の1/3と大幅に落ち込んでおり、業界は 極めて困難な状況である。このため、主要生産国の機種別、地域別、国別輸出額の推移を調査すること により、起因を探り今後の業界発展の一助となることを願い調査研究を実施した。 OECD統計によると、繊維機械の世界の輸出額は、以下の通り推移している。 (単位:億ドル)
また、1991年~1996年のシェアは、各年とも第1位ドイツ、第2位日本で推移しているが、日本のシェ アは年々下がり第3位のイタリアに急追されている。前述の通り日本からの輸出仕向国先は、アジア地 域に偏重しているが、ドイツは世界に万遍なく輸出している。 メーカーの動向については、繊維機械市場は世界的に冷え込んでおり、繊維機械製造業からの撤退、 リストラ、合併等再編が進んでいる。技術発展状況では、機種によって多少異なるが、高速化、大型化、コンピュ ータ化の面では一段落して、クィツクレスポンスや差別化製品対応の新しい技術に取り組ん でいる現状である。 |