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調査研究報告書 詳細

燃料電池等の新エネルギー開発の日欧比較研究

報告書No. H12委−18
発行年月 : 平成13年2月


経済社会活性化研究所

Ⅰ 主要目次
第Ⅰ部 日本を中心とした新エネルギー開発の現状と展望
第1章 最近の日本のエネルギー情勢
第2章 脚光浴びる燃料電池
1. 燃料電池とは
2. 家庭用燃料電池
3. 燃料電池自動車
4. 燃料電池に関わる国家プロジェクト
5. シーメンス社における燃料電池開発
第3章 太陽光発電
1. 太陽光発電とは
2. 太陽光発電の原理と特徴
3. 世界の太陽電池生産量
4. 太陽光発電の導入量
5.今後の技術開発と導入シナリオ
第4章 風力発電
1. 日本における風力発電の現状
2. 普及のための課題と対策
第5章 原子力発電と原子燃料リサイクル
1. 原子燃料サイクルの意義
2. 原子燃料サイクル関連施設の整備
3. 放射性廃棄物の対策
4. 原子力の経済性
第Ⅱ部 ヨーロッパの新エネルギーの開発状況(現地調査)
第1章 EUのエネルギー事情
第2章 ドイツの新エネルギー開発状況
第3章 フランスの原子力のリサイクル事情
第4章 スペインの大規模風力発電基地
第Ⅲ部 資料編
資料Ⅰ. ドイツにおける新エネルギー法の成立について
資料Ⅱ. ドイツにおける新エネルギー供給会社及びグリーン料金の動向について
資料Ⅲ. フランスの新エネルギー政策・開発等の現状
資料Ⅳ. スペイン経済と日本
Ⅱ 概要 
 エネルギーをめぐる国際的な環境の変化に伴い、政府は経済産業大臣の諮問機関である総合エネルギー調査会において、循環型社会の構築にふさわしいエネルギー、環境に優しいエネルギーの需給見通し等の指針策定を目的とし、わが国のエネルギー政策の抜本的な見直し作業に着手している。循環型社会とは、地球環境の保全という観点から、いま地球上にある資源(エネルギー、鉱物、動植物などを含めたあらゆる資源)の使用量を減らしていくと同時に、一度使用した資源を何回もリサイクルして使おうということであるが、エネルギー資源も、この考え方の上に立って考えて行かなければない情勢になってきている。本調査研究は、このような情勢のもと、経済成長、環境保全、エネルギーの安全保障という3つの観点から、燃料電池、太陽光発電、原子燃料のリサイクル、風力発電などのエネルギー開発の実態を、日本とヨーロッパを比較研究し、その現状と将来の方向を明らかにした。具体的には、ドイツの燃料電池、太陽光発電の研究開発状態、フランスの原子燃料リサイクルの実態、スペインの風力発電の現状を調査し、日本の開発状況を比較研究、分析したものである。