調査研究報告書 詳細
環境配慮型製品市場・製造のグローバル化における生産者の課題調査研究
報告書No. H15-4-1A
発行年月 : 平成16年3月
財団法人 クリーン・ジャパン・センター
Ⅰ 主要目次 | |||
第1章 調査研究の枠組み | |||
第2章 調査研究を進めるにあたっての基礎情報 | |||
1 主要な国および地域の経済・社会情勢 | |||
インドネシア・シンガポール・タイ・台湾・中国・フィリピン・ベトナム・マレーシア・各国基礎情報のまとめ | |||
2 アジア各国のISO14001認証取得状況 | |||
3 国内製品メーカー・部品メーカーのアジアにおける状況 | |||
4 EUにおけるWEEE・RoHSの動向 | |||
第3章 サプライチェーンの姿 | |||
第4章 メーカーからの環境配慮要求とその対応状況 | |||
1 環境配慮要求と対応状況に関する考察 | |||
2 環境配慮型製品製造のグローバル化における課題整理 | |||
3 アジア圏サプライチェーンの競争力強化に向けて | |||
第5章 課題への対応に向けた提言 | |||
1 グリーン・コンペティションの進展と途上国への影響 | |||
2 アジア諸国におけるリユースおよびリサイクル | |||
3 環境規制と貿易 - WEEE/RoHS対応からの提言 - | |||
第6章 参考資料編 | |||
1 製品メーカーの取り組み事例のまとめ 2 ヒアリング調査 |
Ⅱ 概要 我が国製品メーカーのサプライチェーンがアジア圏に拡大する中で、環境に配慮した製品の製造を推進するために、メーカーが海外のサプライヤーに要求している環境配慮の内容、並びにこうした要求に対するサプライヤーの対応状況を調査した。調査の結果、海外サプライヤーに対する環境配慮に関する要求事項は、国内と同様に、主に環境管理システム(EMS)構築と化学物質管理であることが分かった。さらに、現地におけるEMS構築および化学物質管理の促進要件を明らかにした。一方、再生材の利用については、サプライチェーンを通じた要求には至っておらず、その推進のためには、品質確保、安定供給および採算性確保が必要であること、また特に、アジア圏においては使用済み製品等の回収システム構築が必要であることが判明した。これらの結果から、環境配慮型製品市場拡大を目的とした海外サプライチェーンにおける環境対応の今後の方向性を明らかにすることができた。 |