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調査研究報告書 詳細

国内機械産業の中国・東南アジア地域での公共事業(水道産業)への進出支援

報告書No. H15-2-1A
発行年月 : 平成16年3月


財団法人 造水促進センター

Ⅰ 主要目次
1.緒言
2.上下水道事業分野での日本の援助
1)世界における水道普及状況、衛生普及状況
2)水関連分野での日本からの援助実績
3.水道ビジネス(水道の民営化)の現状
1)世界の水道市場 
2)上水道における民間部分参加方法 
3)日本国内における水道民営化への対応 
4.日本企業の途上国水道への参画事例
5.現地調査結果(中国・パキスタン・マレーシア・タイ)
6.日本企業進出のための方策
7.まとめ
8.結言

Ⅱ 概要
 本調査は、日本の機械産業が水道等の公共事業を通じて今後中国や東南アジアに進出する場合に想定される課題を抽出するとともに、課題への対応策を検討し提案したものである。世界的に40兆円にものぼる水道市場に、現在国内企業としては商社が、資本参加という形で進出しているが、国内で水道等の維持管理を目的として設立された水道関連会社は、未だ進出しておらず、今後の進出が期待されている。進出のための条件としては海外で実績を積むことが必要とされるが、まず日本国内で、水道事業全体についてのマネージメントの経験を積み、それとともに、海外においてもBOTの売買等何らかの方法で実績を作っていくことが重要である。そのためには、ODA等で建設に関わった企業が引き続き特命で総括的マネージメントを行い、実績を積み、維持管理会社が、資本参加という形で実績のある商社や、あるいは海外の水道関連の大企業や地元企業と協力関係を持つことが必要であるなどの提案を示した。