調査研究報告書 詳細
米国のロードマップに見る最近の産業技術開発戦略の動向調査
報告書No. H16-3-1A
発行年月 : 平成17年3月
Ⅰ 主要目次
第1章 米国のロードマップの作成活動の背景と定義
1.テクノロジー・ロードマッピングの歴史・進展・
2.作成の背景と意義・定義
第2章 ロードマップの作成体制
1.ロードマップの作成のプロセス(①連邦政府関係、②民間団体等)
2.ロードマップの作成の方法
(1)ロボティクス・知能マシーン (2)鋳造産業技術 (3)光電池産業
3.米国のロードマップの策定の特徴
第3章 ロードマップの事例調査
第4章 米国のロードマップに見る産業技術戦略の動向
1.産業界のロードマッピングの特徴
(1)エレクトロニクス産業 (2)自動車技術 (3)建築産業
(4)化学産業 (5)生体触媒 (6)「次世代の」製造業
(7)アルミニウム産業 (8)鉄鋼・鋳金産業 (9)硝子産業
(10)工作機械産業 (11)電力産業
2.米国のロードマップに見る新たな技術開発の方向
第5章 米国のロードマップでの技術戦略の特徴(我が国への示唆)
(1)技術戦略の策定体制
(2)産学官連携プロジェクトの創成による効率的開発体制の構築
(3)真の「戦略的」プログラム、プロジェクトの策定
(4)技術開発テーマ等のロードマップの内容
Ⅱ 概要
米国においては現在では、連邦政府、産業界等においてロードマップ作成活動が行なわれている。このロードマップにおいて重要なのは、最終成果品として発表される「ロードマップ報告書」のみならず、関係者間のコミュニケーション実施や提携・協力関係が築かれる作成プロセスそのものである。ロードマップの目的は、参加者間の協力・提携を促進することで、「ロードマップ報告書」は、ロードマップ作成中に養われた協力関係や提携関係を今後どのように継続するかの計画書という位置づけである。
本調査では、今後のわが国の情報産業を中心とした新たな産業技術の開発戦略の検討に資するよう、米国のロードマップについて、連邦政府及び業界団体が策定した機械情報産業等の産業技術分野のロードマップを対象として、その策定の経緯、目的、意義、策定のプロセス、策定への参加者、技術開発の方向等について、個別ロードマップの調査を実施し、米国の新たな産業技術分野での技術開発戦略の方向を調査した。