ホーム > 経済研究所 > 調査研究報告書 > 調査研究報告書 年度一覧 > 調査研究報告書 年度別一覧 > 調査研究報告書 詳細

調査研究報告書 詳細

わが国製造業におけるSCM及びBCPの実態に関する調査研究

報告書No. H17-6-5A
発行年月 : 平成18年3月


株式会社 テクノリサーチ研究所

Ⅰ 主要目次

  第1章 製造業におけるSCMの実態
  1.概念整理
  2.導入・普及の現状
  3.今後の方向性

 第2章 我が国製造業のサプライチェーンの脆弱性への対応およびBCPへの取組みの実態
  1.アンケート調査からの実態把握
  2.個別企業に見る対応、取組みの実際

 第3章 我が国製造業におけるBCPの在り方の検討
  1.課題
  2.今後の方向性

 参考資料
  1.アンケート調査票
  2.アンケート調査集計データ
  3.関連資料

Ⅱ 概要 

 我が国製造業においてはサプライチェーン・マネジメントに基づくビジネスモデルが構築され、そこでは効率性が追求される一方、そこに内包されるリスクに対する検討が十分になされていないとの懸念がある。

 本調査では、この様な視点からの製造業の事業継続に向けた取組みに関し実態把握を実施。アンケート調査(対象1500社、有効回答159社)からは、防災計画の策定がない企業が全体の4割を占め、また、サプライチェーンが途切れた場合の対応策を検討していない企業が同6割を占める等の実態が明らかになった。
 
 一部の業界、企業においては、先行例として着目すべき主体的な 対応を図る取組みが見られる(自動車完成品メーカーと一次サプライヤー等がその代表例)が、我が国製造業が「安全・安心なもの作り」を実現し世界をリードして行く為には、その様な取組みが広く普及することが不可欠であり、今後国がその基本政策を策定し企業を牽引する等の取組みが求められる。