調査研究報告書 詳細
中堅中小企業のモノづくり革新とIT活用の実態調査
報告書No. H18-5-1A
発行年月 : 平成19年3月
株式会社 富士通総研
【目次】
1.はじめに:セットメーカーからサプライヤへの要求
2.先進的な中堅中小企業のパタン
(1)生産革新型の特徴 (2)販売革新型の特徴
3.中堅中小製造業におけるIT利用の状況
(1)調査の概要 (2)取引形態の変化 (3)インターネットの役割 (4)他企業との交流・連携 (5)コンピュータ導入状況 (6)ITの効果と課題
4.IT先進企業の特徴
(1)IT先進企業の特徴 (2)ITと競争力
5.IT先進企業への進化の条件
(1)経営者のリーダーシップ (2)自社の強み・弱みの客観的な認識
6.中堅中小企業におけるIT利用を進めるための支援策
(1)継続的なIT投資支援 (2)技術・形式に関する標準化の推進 (3)情報交流・人材面での支援
7.まとめ
8.参考資料
(1)ヒアリングメモ (2)アンケート調査の質問項目と回答集計結果
【概要】
本調査研究では、わが国モノづくり基盤の維持・強化の方向性を促すことを目的として、中堅・中小企業におけるモノづくり革新の実態と、特に顧客であるセットメーカーとの連携に欠かせないIT活用の実態について調査研究を行った。
まず最初に、セットメーカーのモノづくり革新のあり方を要約し、それにともなうサプライヤへの要求の変化について整理した。次に、事例調査から先進的な中堅中小のモノづくり企業のパタンを、「生産革新型」と「販売革新型」に分類した。そして、中堅中小企業のIT活用に関する実態と課題を明らかにするために、インターネット調査と郵送調査を行い、現状をまとめた。
さらに、IT活用の進んだ企業を「IT先進企業」とし、その特徴を明らかにして、一般の中堅中小企業がITを効果的に活用するための条件を抽出した。最後に、中堅中小企業のモノづくり革新の基礎となるIT化を進める政策的な支援策を検討した。