調査研究報告書 詳細
バイオマス・プラスチックの実用化を促進する社会システムの構築
報告書No. 18-4-2A
発行年月 : 平成19年3月
財団法人 バイオインダストリー協会
【目次】
序章 調査の背景と目的
第1章 バイオマス・プラスチックの現状と課題
1.BPの現状 2.BPの実用化を目指した社会的取り組みの動向 3.米国に見るBPの実用化を目指した技術的取り組み 4.民間から見た実用化のための課題 5.まとめ
第2章 BPの実用化のための行政課題と対応策
1.分科会(行政課題調査)における検討経緯 2.自治体の意向調査結果 3.まとめと提言
第3章 BPの実用化のための技術課題と対応策
1.分科会(技術課題調査)の検討経緯 2.成形性実験調査結果 3.バイオリサイクル性調査実験結果 4.まとめと提言
第4章 総括
添付資料
【概要】
バイオマス・プラスチック(BP)は、枯渇性資源節約と環境負荷低減に貢献する資材として国の基本戦略(バイオテクノロジー戦略大綱およびバイオマス・ニッポン総合戦略)の中でその開発と普及が述べられている。
本調査研究では、BPの一般社会生活への実用化を促進するための社会システムを構築する上での課題を、行政的および技術的な視点から調査し、解決に向けた対応策を提言することを目的とした。
行政的な扱いとしては、優先調達促進の仕組みの整備・制度化、および廃棄物・再資源化関連法規の中での明確な位置づけを、また技術的な課題としては、品質設計要素技術としての成形加工システムの体系化、およびインフラストラクチャーとしての多様な再資源化施設の全国規模での整備を社会システム構築要件と指摘した。
さらにこれらを推進するためのプラットフォームとして、行政・学・事業者・消費者が連携する “BPの実用化を目指すナショナル・センター” の創設の必要性を指摘した。