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調査研究報告書 詳細

秋葉原からみた日本企業の競争力に関する調査研究

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報告書No. H18-3-1A
発行年月 : 平成19年3月


株式会社 価値総合研究所

【目次】

第1章 調査の目的と方法
第2章 秋葉原の変遷と日本の電機産業
第3章 世界における秋葉原の類似都市の整理
第4章 消費者アンケートの分析
第5章 秋葉原の産業文化機能の変化
第6章 産学連携拠点としての整備動向と我が国ものづくり競争力への影響の検討

【概要】 

 我が国ものづくり産業については、高度な部材産業の集積が競争力の源泉として指摘される一方で、最終組立を担う大手家電メーカー等の企業業績を見ると大きな課題がある。我が国電子・電機産業の競争力を高めるためには、高度な部材を活用しつつ、市場ニーズの観点から取り組む必要がある。
 この観点から、戦後我が国の最大の電気街として発展してきた秋葉原の機能に着目し、特にマニア、オタクといわれる特異な消費者について分析を行なった。
 マニア、あるいはオタクという消費者の目からみた製品への評価は、戦後の我が国電子・電機産業の発展を支えてきたと同時に、最近クロスフィールドとして整備されつつある新たな産学連携拠点の特性(実証実験の場)にも通じるものがある。
 本件調査では、同時に中国・韓国における秋葉原と類似都市の現地調査も行ない、まちの成立経緯や、品揃えの深さをはじめ、多様な観点から比較を行なった。