調査研究報告書 詳細
中国自動車部品市場と素形材産業のあり方―素形材企業進出の可能性と課題―
報告書No. H19-2-4A
発行年月 : 平成20年3月
(財)素形材センター
【目次】
第1章 中国自動車産業の発展と日系自動車メーカーの対中国戦略
第2章 中国おける自動車産業構造の現状と取引関係
第3章 中国における素形材産業の現状と日系メーカーの進出状況
第4章 総括と提言 ― 日本の素形材産業の今後のあるべき姿とは
【概要】
中国は自動車産業政策、部品産業育成策などにより、低価格車ではあるが発展途上国を中心に民族系自動車の輸出が拡大してきており、自動車部品も米国や日本等への輸出も増加するなど、自動車産業が大きく国際競争力を持ち始めている。また、欧米日韓中の競争が激化する状況にあり、競争力強化としてのコスト低減が各社の課題として、日系企業では2次サプライヤーと素形材メーカーの系列を超えた部品調達が進展、また日系以外のサプライヤーからの調達の増加も喫緊の課題となっている。こうした状況から現地日系企業、中国企業からのヒアリング調査を実施し、日系企業の優位性、競争力の維持・確保、さらに今後の日系2次サプライヤー、素形材企業の進出の可能性と方策を検討し、提言として取りまとめた。