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調査研究報告書 詳細

モノづくり産業の新規創業における“中高年起業家”の実態と可能性

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報告書No. H20-1-3A
発行年月 : 平成21年3月


(株)日本総合研究所

【主要目次】

第1章 本調査研究の概要

第2章 モノづくり産業における中高年創業の現状

第3章 モノづくり産業における中高年起業家の実態調査

第4章 中高年起業家の新規創業事例調査

第5章 中高年起業家の可能性と課題

第6章 結論と今後の課題

【概要】 

  中高年起業家の新規創業は、内部外部の環境が好転することだけによって引き起こされるわけではなく、前職企業の勤務先の閉鎖・縮小・撤退といった、ネガティブな側面によって引き起こされることもある。
  中高年起業家の新規創業において、加工・製造業務を事業とし、比較的売上・社員数の大きい企業が、売上の成長を実現している傾向にある。また、そのような企業は、成長しているがゆえに、他の企業以上に事業運営に悩んでいる。
  中高年起業家は、前職企業や前職で関係を持った他企業・他組織を、販売先としたり、仕入先としたりしており、長年の間に培った人脈を活用している。また、自身の経験を、事業における新商品の企画・開発に活かしている。一方で、資金面や人事労務面には不安を残している。
  販売先の確保、資金確保は、中高年起業家にとっての典型的な課題であり、行政機関の支援が求められよう。ただし、行政機関の支援を認知していない起業家が多く、支援制度の周知は今後の課題である。