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調査研究報告書 詳細

環境関連デバイス応用をめぐるクラスター間広域連携―有機系太陽電池・有機EL・QoLセンサー応用のプロジェクト提案―

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報告書No. H21-4-1A
発行年月 : 平成22年3月


(財)九州経済調査協会

【主要目次】

第Ⅰ部 電光・光電変換デバイス

第1章 有機デバイスの開発動向とその課題
第2章 有機デバイスにおける特徴を生かしたアプリケーション


第Ⅱ部 QoLセンサー

第3章 QoLセンサーデバイスの事業化検討にあたって
第4章 予防医学で目指すソリューション
第5章 早期発見、低侵襲治療で目指すソリューション
第6章 リハビリ、介護で目指すソリューション
第7章 制度上の課題


第Ⅲ部 プロジェクト提案

第8章 電光・光電変換デバイスのプロジェクト(九州)
第9章 QoLセンサーデバイスのプロジェクト(横浜)
第10章 広域連携プロジェクト ~ユビキタス・ヘルスケア・ネットワークの構築~


補論 フォトニクスを活用した閉鎖系制御型栽培システムによる医薬農工連携の展開

【概要】 

 近年、地球環境問題と生活環境向上への対応が強く求められており、市場の拡大が予想されている。地球環境関連と生活環境関連への対応が期待される有機ELと有機系太陽電池、QoLセンサーを「環境関連デバイス」と定義し、前者は九州が、後者は横浜が中心となり、事業化の道筋としての「テストマーケット・プロジェクト」を提案した。その中でも九州と横浜の強みを生かせる事例は、「クラスター間広域連携プロジェクト」とした。テストマーケット・プロジェクトとは、特定の技術やデバイスをベースにした、企業大学等のサプライサイドと、想定されるシステムやサービスの利用者等で研究態勢を組んで進める、事業化のための実証実験プロジェクトである。わが国のエレクトロニクス産業は、これまで単品ハード開発と大量生産による事業化で成果をあげてきたが、最近は国際競争力を落としてきた。九州・横浜という地方発でプロジェクトを展開することで、次世代市場の創出と国際競争力の回復を目指している。