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調査研究報告書 詳細

先端デバイス国内立地必要論とそのための確保論―エコデバイス事例―

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報告書No. H21-4
発行年月 : 平成22年3月



【主要目次】

はじめに:エコデバイス=「光電エネルギー変換半導体」について

第1章 発光ダイオード(LED)関連産業の世界的生存競争と提言

第2章 太陽電池関連産業の世界的生存競争と提言

第3章 有機発光ダイオード(OLED)関連産業の世界的生存競争と提言

補章 先端デバイスの国内立地確保と提言類(再掲)

【概要】 

 LED、有機EL、太陽電池といったエコデバイス(電光・光電エネルギー変換半導体)についても、かつてのIC、液晶と同様、日系メーカの国際競争力は危険な状態になりつつある。やはり比較的多数の大手メーカが参入しており、かつ大手でありながら総合多角メーカの一事業部的位置づけが多く、技術力は高くても競争を勝ち抜くための投資リスクを徹底追求できない企業が多い。国内立地の不利、魅力のなさも一層際立つようになっており、第一量産工場(マザーファブ)すら国内立地は安泰でなくなりつつある。先端デバイスの第一量産工場がなくなれば、それに連なる製造装置や材料の開発機能も国内から出ていき、負の連鎖に陥る。これを防ぐことが必須であろう。それには装置型産業をめぐる減価償却制度のあり方、税制、公的投融資のあり方、R&DTEプロジェクト等、一連の手立てを打つ必要がある。