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調査研究報告書 詳細

重要先端技術分野のインターラクションに関する調査報告書

報告書No. H1-10
発行年月 : 平成2年6月



Ⅰ 主要目次
 1.調査概要  2.アンケート調査の概要
 3.アンケート調査結果の分析
  3.1 インターラクション分析による仮説の検証、3.2 貢献度分析、3.3 意識ギャップ分析、
  3.4 意識変化分析、3.5ループ分析、
 4.各技術分野からの意見
  4.1 新材料分野、4.2 バイオテクノロジー分野、4.3 エレクトロニクス分野、
  4.4エネルギー分野、4.5航空宇宙分野、
 5.まとめと今後の課題

Ⅱ 要約
 国の産業技術開発政策においては、多岐にわたる先端技術分野のなかで、産業・経済の発展あるいは社会基盤整備のために、どの分野の技術が重要となるか、あるいは大きく成長するかを見通す必要がある。そのため、重点取り組み分野、施策の優先度、予算配分などの意志決定において、判断基準となるクライテリアを策定することが必要不可欠となってきている。
 重点取り組みに対する判断基準としてのクライテリアについては、昭和63年度報告書「重要先端技術分野における技術開発動向調査」において明らかにしたように、多岐にわたる先
端技術分野の絶対的評価は現実的に困難であり、多面的に見た他分野とのインターラクション分析にもとづく相対的評価の方が適切であると考え、その分析結果から一つの仮説を導き出した。
 本調査は、この先端技術分野間のインターラクション分析によって導き出された仮説を検証するため、アンケート調査を基本としたデータ収集、分析、検討を行ったものである。
本調査研究を行った結果として、7つの先端技術分野(新材料、バイオ、エレクトロニクス・情報処理、エネルギー、航空宇宙、建設交通)のなかから「最も期待される技術分野」の選定において、前年度の個別技術委員による討議の結果と今年度の多数の研究者によるアンケート調査回答結果とが一致をみた。
 本調査研究の結果は、21世紀に向けた経済・社会の発展のための産業技術政策策定において、検討を必要とする重点取り組み分野選定の基礎資料として、有効に活用されるものと信ずる。