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調査研究報告書 詳細

企業のグローバル化とリストラクチャリング―人材活用の視点から―

報告書No. H3−5
発行年月 : 平成4年6月



Ⅰ 主要目次
 序章 この調査の目的と意義
 第1章 大阪ガス㈱-中核会社:新規事業のその後
 第2章 東レ㈱-新体制下での新規事業
 第3章 ㈱テンポラリーセンター-人材派遣を中核にして新規事業へ進出
 第4章 新日本製鉄㈱:ENICONの事例-内部資源の活用による新規事業展開
 第5章 マスターネット㈱-転換点の新規事業
 第6章 英国日産自動車製造会社-マネジメントの現地化
 第7章 花王-グローバルなバーティカルインテグレーション戦略の追求
 第8章 国際流通グループ・ヤ才ハン-逆張りによるグローバル・ダイナミズム

Ⅱ 要約
 わが国企業を取り巻く環境の変化は、さまざまな影響を企業に与えてきた。現在、経営のグローバル化が各企業にとっての重要な課題となっているが、それ以前には低成長経済の下、本業に代わる新規事業の探索が積極的に進められていた。この研究グループは、このような環境変化にともなう企業の新しい取り組みについて、特に人材活用の観点から調査研究を進めてきた。
 本調査研究は、この研究グループの最終年度の報告書である。この間の研究テーマは、昭和60年から62年にかけては「新規事業の組織と人材上そして昭和63年から平成2年にかけては「経営のグローバル化と人材」であった。そして今年度はこの両方のテーマをさらに追求しようと試みた。
 今年度は過去の実証研究の成果のうえに、8社のケーススタディを行なっている。そのうち5社は新規事業に取り組んでいる企業、そして3社は経営グローバル化に取り組んでいる企業として取り上げた。