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調査研究報告書 詳細

平成9年 日本の機械工業 サマーレポート

報告書No. H9-1
発行年月 : 平成9年8月



Ⅰ 主要目次
総論 機械工業
1. 工作機械
2. ベアリング
3. 家庭電器
4. 通信機械
5. コンピュータ
6. 電子デバイス
7. 自動車・自動車部品
8. 鋳物  
Ⅱ 概要
 長期低迷を経て穏やかな景気回復局面にあるとの見方がみられる状況に鑑み、1996年を中心にまた1997年初の需給動向も対象として、機械工業全体と主要8業種がどのような推移をみせているのか、統計分析及びヒアリング調査などを合わせ行ったものである。
 主要4業種でも若干の跛行性がみられるが、1996年には、情報化の波に乗った電気機械が機械工業の生産の伸びを牽引した。事実、実質ベースの生産では、電気機械は1995年第1四半期頃にはピーク時の水準となり、以後は順調に拡大を持続しており、一般機械、輸送機械、精密機械とも水面下ながらようやく回復傾向を見せはじめたのと、対照的である。
 特に海外シフトが相対的に進む電気機械を除いて、輸送機械の輸出の伸びが顕著となり、好況の続く米国及びアジア向けが高まっている。一方、緩やかな内需回復のかなりな部分を輸入が吸収しており、特にアジアからの輸入増加が顕著である。
 主要8業種については、需給動向に関するデータから、最近までの推移を整理紹介している。