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調査研究報告書 詳細

平成13年版 日本の機械工業―機械工業の経営課題とIT戦略―

報告書No. H12-1
発行年月 : 平成13年5月



Ⅰ 主要目次
調査の結果-第Ⅰ部「機械工業の経営課題とIT戦略」について
第Ⅰ部 機械工業の経営課題とIT戦略
第1章 企業のIT投資動向と具体的取り組み
第2章 機械工業の経営課題とIT戦略
第3章 主要産業の経営課題とIT戦略
第Ⅱ部 械工業の動向
全般的な動向
械工業の動向
Ⅱ 概要 
  日本経済が永らく停滞を続ける中で、「IT革命」の立ち後れが日本の産業にとって深刻な事態を招きつつある―という認識が広く流布されている。政府もIT基本戦略を策定するなど、ITを日本経済再活性化の重点施策と位置付けている。しかし、喧伝されているe-commerceなどITが産業に及ぼす影響については、不透明な点が少なくない。こうしたことから、本年度の「機械工業動向調査」は、2部編成とし、第Ⅰ部では、「機械工業の経営課題とIT戦略」をトピックスとして選び、機械工業を始めとする主要な産業が「IT革命」を現実にどのように受け止めているか、「立ち後れ」が実際にあるのか、あるとすればどういう対策が必要なのかといったことを、主要業種、主要企業へのヒアリング調査を基に取りまとめている。結論としては、日本におけるIT革命の後れの原因が、供給側よりも利用する側の行きすぎた差別化戦略と顧客囲い込み主義にあることが明らかにし、それに基づき、1)IT活用、供給における総花的差別化戦略の放棄とアウトソーシングの活用、2)企業や産業を超えたIT財の開発・供給体制の構築、3)企業や産業を超えた人材、ベンチャーの活用、育成、等の点を提言している。他方、第Ⅱ部では、平成12年における機械工業の市場、経営動向をまとめ、日本国内における生産機能が相対的に低下してきていることを明らかにしている。