調査研究報告書 詳細
高信頼性超高温CFCCの調査研究
報告書No. H11委−12
発行年月 : 平成12年4月
株式会社 超高温材料研究所
Ⅰ 主要目次 | |
Ⅰ.総論 提言 | |
第1章 | 国家プロジェクト創出の提言 |
1. | FCCの特徴 |
2・ | 技術力の国際比較 |
3・ | プロジェクト創出の必要性 |
4・ | 産業技術戦略 |
Ⅱ.各論 | |
第1章 | 石油/LNG及び石炭燃焼高効率複合発電 |
第2章 | 航空宇宙エンジン |
第3章 | 高効率コージェネレーション・システム |
第4章 | 宇宙往還機 |
第5章 | CFCCの材料及びプロセス開発の課題と提言 |
第6章 | CFCCの研究開発及び基盤・環境整備の課題と提言 |
1. | 新しい高温材料としてのCFCCの必要性 |
2. | CFCC研究・開発の現状 |
3. | 国内外の研究・開発動向とプロジェクトの必要性 |
4. | 技術的研究・開発課題 |
5. | 望ましいプロジェクトの概要 |
6. | 研究開発の新規性 |
7. | 波及効果 |
第7章 | 総括と結論 |
Ⅱ 概要 地球規模で問題となっている省資源、環境負荷の低減に対し、エネルギー消費の高効率化が叫ばれている。エネルギープラントをはじめとする各種産業分野におけるシステムの効率向上のためには、現在利用されている耐熱金属材料あるいはセラミックス材料は、耐熱性と大型部材の信頼性等の面で限界に達している。連続繊維強化セラミックス基複合材料(CFCC)はこれらの限界を突破し得る材料として期待されているが、世界的に実用化の進展が遅れている。そこでCFCCの効率的な開発と、実用化を促進するための提言をとりまとめることを目的として、CFCCの適用が大きなメリットを生み出すことが期待できる分野について、適用候補部位、適用時期、要求性能、技術課題及び適用のメリット等について調査を行ったところ、CFCCは各システムの高温部位に適用することにより、省エネルギーや地球環境問題を解決する切り札となり得ることが立証され、国家プロジェクトの創出によるCFCC実用化促進の必要性があらためて確認されたものである。 |