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調査研究報告書 詳細

家電製品のユーザビリティ評価に関する環境調査研究

報告書No. H11委−11
発行年月 : 平成12年3月


財団法人 家電製品協会

Ⅰ 主要目次
第1章 家電製品に関するユーザビリティ調査研究活動
1. 家電製品協会における研究活動の検討 
2. 検討内容
第2章 国内外の動向
1. 規格関連調査
2. 人間中心設計プロセス(ISO13407)の検討
3. ユーザビリティに関するアンケート調査
第3章 リモコン開発プロセス
1. UCリモコンの開発プロセス
2. 開発プロセスの課題と提案
第4章 ユーザインタフェースについて
1. インタフェースメタファとアフォーダンス
2. インタラクティブユーザインタフェース
3. 逐次指示から意図理解インタフェース
第5章 リモコンに関するユーザの意識
1. リモコンに対する不満
2. 夢のリモコン
第6章 インテリジェントユーザインタフェース
1. スイッチ/ボタン操作インタフェース
2. GUI/OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)インタフェース
3. 知的インタフェース
第7章 UCリモコンユーザビリティ
1. ヒューマンファクタ
2. ユニバーサルデザイン
3. 対話型ユーザインタフェース設計のガイド
4. 人間と機械のバランス
5. UCリモコンのユーザインタフェース
Ⅱ 概要
 本調査研究は、家電製品の操作性の改善あるいはユーザビリティの向上を目指した研究であり、ユーザビリティに関する国内外の規格調査、家電メーカの対応状況調査と開発体制の検討および家電製品のユーザインタフェースであるリモコンに関する調査研究を行うことにより、ユーザビリティに関する問題点と課題を抽出し今後の対応への提言をとりまとめたものである。また、本研究によって家電製品のおかれている環境条件を明確にすることができ、今後の課題を明らかにするとともに、その環境整備に対する提言を行った。さらに、マルチメディア時代の家電製品に対して、「誰でも使えるリモコン」を目指したユーザインタフェースのコンセプト提案を行うことができた。この結果、今後の家電業界におけるユーザビリティへの対応方法あるいは研究方向の道筋をつけることができた。本研究は今後の家電業界におけるユーザビリティ研究において貴重な資料として活用できる。