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調査研究報告書 詳細

企業統計パネルデータを活用した国際化・企業間関係及び雇用創出に関する調査研究

報告書No. H11委-2Ⅱ
発行年月 : 平成12年3月



Ⅰ 主要目次
第1章 日本の機械製造企業の内部化と国際化
1. 問題意識
2. 下請パターンの決定要因
3. 企業組織形態の選択
4. 結論
第2章 企業活動基本調査のパネルデータ設計と日本企業の雇用創出・喪失
1. はじめに
2. 企業活動基本調査のパネルデータ設計
3. パネルデータに記録される総従業者数と雇用変動
4. パネルデータの設計と産業別雇用変動
5. むすびにかえて
第3章 「企業活動基本調査」にみるリストラクチャリング
1. はじめに
2. 技術連関構造と三角化
3. 人事・雇用面におけるリストラクチャリングの指標
4. 『企業活動基本調査』公表資料にみるリストラクチャリング
5. 個表パネル資料による企業リストラクチャリングの実態
6. おわりに
第3章 補論 パネルデータを用いた生産性に関する3つの分析
1. 1.企業の新規参入と生産性変化
2. 企業の海外展開と生産性変化
3. ネットワーク技術導入と生産性変化
Ⅱ 概要
 本報告書は、国内企業の子会社保有あるいは下請生産等の企業間関係が果たす機能や、国内雇用の創 出・喪失からみた産業構造の変動及び雇用創出・喪失を測定するベースとなるパネルデータの定義のあ り方に関する検討などについて、通商産業省「企業活動基本調査」ならびに「海外事業活動基本(動向) 調査」のパネルデータを中心に、様々な手法を用いて計量的な分析・検討を行ったものである。企業の 分散立地選択と内部化選択及びそれと密接に関わる企業間関係については、1)中小企業の下請パター ンをめぐる内部化と企業間関係の分析と2)事業所、国内・海外子会社の保有という視点からの重層的 な内部化パターンの分析を行った。次にパネルデータの設計に関してどのような形があり得るのか整理 をおこない、同じ調査を用いた異なるパネルデータ間で分析結果がどの程度異なるか、企業の雇用創出・喪失分析を題材に検討をおこなった。企業の雇用創出・喪失に関しては、企業の人事・雇用面における リストラクチャリングが、産業構造上どのような成果を我が国経済全体に与えているかを探った。