調査研究報告書 詳細
基準認証の変遷に伴う計測制御産業への課題と展望に関する調査研究報告書
報告書No. H12委−14
発行年月 : 平成13年3月
社団法人 日本電気計測器工業会
Ⅰ 主要目次 | |
第Ⅰ章 | 調査概要 |
第Ⅱ章 | アンケートによる調査結果 |
1. | 基準認証変遷項目の抽出・整理 |
2. | アンケート方法 |
3. | アンケート調査結果 |
(1)エコ・マークおよび廃棄処理 (2)電気安全規格および電磁障害 (3)ISO9000およびISO14000 (4)環境規制強化 (5)プラント自主管理に伴う定期点検周期の延長 (6)電気品安全規格、防爆規格などの国際相互認証 (7)公定測定法認定基準の考え方の見直し (8)計測制御機器の標準化 (9)規制緩和への意見 | |
4. | まとめ |
(1)基準認証変遷項目の体系的整理 (2)調査項目の選定・調査内容 (3)調査結果 (4)課題 | |
第Ⅲ章 | 文献調査・ヒヤリング調査報告 |
1. | 概要 |
(1) | 規制改革の動き |
(2) | 調査検討課題の抽出 |
2. | 環境 |
(1) | 地球環境問題と環境関連ビジネス |
(2) | 環境関連ビジネス分野に影響する市場 |
・大気汚染防止関連 ・水質汚濁防止関連 ・化学物質対策 | |
(3) | 環境計測機器の公定測定法と今後の規制との関わり |
3. | 安全 |
(1)防爆についての動向 (2)国際安全規格 IEC61508の動向について | |
4. | 品質システム規格、工業規格 |
5. | まとめ |
・環境 ・安全 ・品質 ・規格 | |
第Ⅳ章 | まとめ |
Ⅱ 概要 世界規模での大競争時代を迎える中、行政改革の一環として規制緩和が推進されているが、環境保護、安全の分野では、より良い生活基盤を築くためにむしろ新規制が整備される可能性が高い。これら規制緩和や新規制が当業界に直接及び間接的に影響し、諸々の変革を促し、新しい市場や新しい事業を創出する事が予想される。規制緩和が当業界に直接影響する事項は、生産コストの削減を具現化し、また需要先の規制緩和に伴い間接的に影響する事項は市場の変化や新市場を創出する可能性を持つ。本事業では規制緩和を基準認証の変遷と捉え、規制緩和及び新規制が計測制御産業に与える影響を調査・検討し、計測制御業界としての課題と展望をまとめる事を目的とし、活動の結果導き出された課題から次の二つの提言をまとめた。 1)当工業会として英知を結集し「環境面から捉えた設計から製作・使用・廃棄・回収に至る計測制御機 器の在り方」「費用負担を含めた回収ルール、機構」「"環境マーク"への参加」について具体的に検討しガイドブックなど作成提供すべきである。 2)トレーサビリティ体制の確立と国際相互認証に向けた詳細調査・検討・支援を行うためのWG等を設置し国際化に向けた活動を当工業会が主体となって行うべきである。 |