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調査研究報告書 詳細

欧米諸国における燃料電池技術の用途拡大の動向調査

報告書No. H15-3-2A
発行年月 : 平成16年3月


株式会社 テクノリサーチ研究所

Ⅰ 主要目次
第1章 欧米における燃料電池の開発戦略動向
1.米国
1)DOE戦略計画  2)水素エネルギー分野に関連する戦略計画
2.EU
1)第6次フレームワーク計画(FP6)
2)EUの燃料電池技術・水素技術研究開発の位置付け
3.英国
1)エネルギー白書  2)DTIのエネルギー技術戦略
4.ドイツ
1)エネルギー政策の基本  2)分散型電源に関するR&D及び導入促進プログラム
第2章 燃料電池の新たな技術開発動向
1.燃料電池の効率向上に関する技術開発
2.燃料電池の新たな用途開発
1)動力源としての利用の可能性  2)バイオガスを利用した燃料電池
3)多様な燃料に対するMCFC発電特性と不純物の影響
4)燃料電池ベースの電力貯蔵
第3章 用途拡大のための新たな利用システムの開発
1.新利用システムの概要
1)新コンセプト(技術)の動向  2)マイクログリッド、VPP等の概念・定義の整理
3)VPP、VU等の用語
2.新利用システムの開発動向
3.我が国と欧米の政策の比較
1)分散電源の位置づけとその背景  2)マイクログリッドの位置づけ
3)VPP(バーチャルパワープラント)   4)パワーパーク
第4章 新たな市場開発の可能性と今後の課題

Ⅱ 概要
 燃料電池は、全世界の政府、企業、研究機関が注目し、国家及び民間の研究・開発投資を集中させている技術であり、世界的なエマージング・テクノロジーの一つである。その導入普及は、機械産業に対して経済的、利便的、技術的な効果をもたらすだけでなく、エネルギー流通システムの変革やGDPの増加、環境・エネルギー面での好影響など、社会全般に多大な恩恵をもたらす可能性を秘めている。このため、本調査においては、従来の用途以外の利用可能性、さらには燃料電池の利用効率向上等に関する海外の研究開発状況、市場導入の見通し、課題等を調査し、あわせ我が国でのこれらの新たな利用開発の可能性、意義等について検討し、燃料電池の我が国へのさらなる普及促進に資し、強いては、機械情報産業の今後の円滑な発展に資することを目的とした。