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調査研究報告書 詳細

機械関連産業における多様な人材の活用に関する調査研究

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報告書No. H19-1-2A
発行年月 : 平成20年3月


(株)価値総合研究所

【目次】

第1章 調査の目的と方法

第2章 調査の背景
 第1節 少子高齢・人口減少社会の到来
 第2節 労働力人口の推移
 第3節 中国・東アジアの成長・発展
 第4節 我が国企業の海外進出状況
 第5節 国内に残る機能領域

第3章 技術者の活用について
 第1節 技術者の需給状況
 第2節 女性技術者の活用
 第3節 外国人技術者の活用

第4章 障がい者の活用について
 第1節 障がい者雇用の現状と課題
 第2節 日本の障がい者雇用政策と雇用の現状
 第3節 都道府県別クロスセクション分析
 第4節 事例研究
 第5節 世界における障がい者雇用政策
 第6節 スウェーデンの障がい者雇用
 第7節 企業における障がい者の活用

【概要】 

 今後、少子高齢社会の進展のなかで大幅な労働力不足とともに、中国・東アジアの発展の中で、我が国機械関連産業の国際競争力を維持していくためには、多様な人材の活用が不可欠であると考えられる。本件調査では、具体的に女性及び外国人技術者、身体障がい者を対象に、企業へのアンケート・ヒアリング調査、海外実態調査及び有識者から構成される委員会を設置して検討を行った。検討の結果、女性技術者については、女性労働力という面とものづくりにおける技術者という2面性があり、前者については、ワーク・ライフ・バランスに留意した労働環境の整備及び学生が理工系、ものづくりに関心を持ってもらうような社会的取り組み必要である。外国人技術者については、企業の事業戦略、人材の活用方向とあわせ明確な採用・研修ポリシーの構築が重要となる。また、障がい者活用のポイントとして、物理的障壁の除去、ITの効果的な活用、業務の再設計、先入観の除去といったことが考えられ、特に国内で単純組立工程が減少している製造業においては、ITを活用した付加価値の高い業務への転換が重要になると考えられる。