製品の欠陥で消費者が被害にあった場合、メーカーや販売業者は自己に過失がないことを立証できない限り、被害者に損害賠償を行わなくてはなりません。その予防のためにも、安全設計が必要です。この流れを下図に示します。まず、安全規格を満足する設計を行います。次に、リスクアセスメントとして製品そのものが持つ危険性を分析して制御方法を提案します。さらに、危険の影響を評価して許容リスクの範囲内であることを確認します。最後に、それを越えたリスクに対しては、JIS規格にある3ステップメソッドにより危険を許容リスク内にします。
図 安全設計の流れ